為替レートが円高になった時のメリットとデメリット


近年,円高状態が長く続いています. 

円高は,国内の経済にどのような影響があるものなのでしょうか.

円高になると原油価格が安くならなくてもドルの価格が下落すれば結果として仕入れ値が安くなります. 

原油の仕入れ値が安くなるということは,ガソリンや灯油の価格が安くなります. 

ガスや電気の生産コストも下がりますが,これは原油安による影響といえます. 

海外に行く場合も,円高であればより低価格で買い物をすることができます. 

1ドル200円よりも1ドル100円のときのほうが同じ10万円でも倍の買い物をすることができるのです. 

国内では円高になると輸入品は仕入れ値が安くなります. 

仕入れ値が安くなるということは小売価格の値下げしやすくなります. 

円高の影響で輸入品の仕入れが安くなれば円高セールも頻繁に行われるようになり,購買者の特にもなります. 

為替レートが円高になることによるデメリットもあります. 

円高は国内の輸出企業を苦しめます. 

国内で生産するコストは高くなるので輸入国との製品価格が不利な方向に働き,売上が減少します.

輸出企業の業績は悪化し,株価全体も悪影響を受けます. 

株価の頭打ち感が見えれば,投資家は損が出る前に利益確定をしようとします. 

海外の投資家も別の国への投資を開始します. 

海外の投資家が日本円での利益を外貨に両替すると,円高にブレーキがかかる仕組みです. 

為替レートの円高にはメリットもデメリットもあることを理解しておく必要があります.